北海道に旅行に行った友人から
「北海道のアスパラはなぜあんなに甘くて美味しいの?」
「今まで食べたアスパラって、本当にアスパラだったの?」
という感想をよく耳にします
北海道のアスパラはなぜ他の地域に比べて甘いのでしょうか?
そして、美味しいのでしょうか?
今回は、北海道のアスパラがなぜそんなに甘いのか?
どうして美味しいのか?
その美味しい理由についてご説明しますね(^^)
★甘くて美味しい理由その1:昼夜の気温差★
アスパラの産地は北海道の内陸に位置するため
昼夜の気温差が激しい地域です
他の野菜や果物と同様に
アスパラは昼夜の気温差が大きいほど
糖度が高まり甘くて美味しくなるのです(^^)
★甘くて美味しい理由その2:雪の下で越冬★
北海道のアスパラは、深い雪の下で越冬します
一般的に越冬野菜は雪の下で越冬することで
甘みが増し、柔らかく美味しくなります
春キャベツなどの越冬野菜を食べたことがある方は
甘さと柔らかさの違いをご存知かと思います
アスパラも同様に雪の下で雪解けを待っており
春の雪解けとともに土の上に出てきた新芽がアスパラなんです(^^)
★甘くて美味しい理由その3:太さ★
アスパラは太いものと細いもの
どちらが柔らかくて美味しいと思いますか?
太いアスパラのほうが柔らかいですよ(^^)
その理由は、アスパラの繊維の数は太さに関係なく一定であること
このため、アスパラが細いと硬く感じ
太いと柔らかく感じるのです
ですが、味の濃さについて言えば
細いアスパラのほうが味が濃くて美味しいです。
このような理由で北海道のアスパラが
甘くて美味しいわけですが
美味しさを大きく左右する要素は
アスパラを収穫した後の温度管理です。
収穫後にアスパラを常温の温かい場所に
数時間放置しただけで
アスパラのエネルギー消費が進み鮮度が低下します。
その結果、糖度が低下して甘さが無くなり
成長が進むので、筋張ってきて硬くなります。
本当に美味しいアスパラを召し上がりたいならば
北海道のアスパラ産地の直売上で購入する際でさえ
できるだけ午前中に購入されることをおススメします。
午後になってからアスパラを購入すると
気温が高い日であれば
常温に置かれたアスパラは既に鮮度が低下しています。
間違いのない入手方法は
アスパラ農家さんから産地直送してもらう方法です。
それも、こだわりのアスパラ農家さんであれば
アスパラを収穫後に予冷して
しっかり冷やしたアスパラを発送してくれます。
一度召し上がると
「北海道のアスパラはなぜ甘くて美味しいのか?」
ただ、「北海道だから」という理由以上に、
お届けするまでの農家さんのこだわりが
美味しさの秘密とおわかりいただけますよ(^^)