月別アーカイブ: 2014年6月

北海道のとうもろこしを通販でお取り寄せするのと、スーパーで買うのと、どちらが美味しいのでしょうか?

本州や九州産のとうもろこしが店頭からなくなると

その後には北海道産のものがスーパーに並びますよね

 

通販でも「今年最後!」と謳って盛んに販売されます

 

通販でお取り寄せって、興味はあるけど

結局届くまでに時間がかかったりして

味が落ちるのかな~と心配になりますよね

 

でも、スーパーと比べて味が全然違うなら

買ってみたいですよね(^^)

 

今回は、北海道のとうもろこしをスーパーで買うのと

通販でお取り寄せする場合とで

その美味しさを比較してみたいと思います♪

 

★通販は収穫の翌日~翌々日に食べられる!?★

通販でお取り寄せすると、なんと!

日本全国、早ければ収穫の翌日もしくは翌々日

食べることが可能ですよ(^^)

 

これは断然通販でお取り寄せするほうが美味しいですよね!

 

スーパーなどの店頭で購入する場合

農家さんが収穫後、保冷庫で出荷まで保管していたり

輸送に2日はかかります

 

市場に出された場合は

常温に数時間放置されます

 

さらには、スーパーの棚で何日間陳列されたものか不明です

これでは、収穫から何日目のものを食べているのか

全くわかりませんよね

 

通販をご利用される場合は

収穫から何日目に受け取ることができるのか

確認することをおススメします

 

シエラファーマーでは

日本全国、早くて翌日、遅くとも翌々日に

お届けが可能ですよ(^^)

 

★あなたのとうもろこしは一番果でしょうか?★

とうもろこしは、一本の株に

実が2~3個なるんです(^^)

 

一番上の実を一番果と呼び

最も味が濃く美味しいと言われます

 

二番果、三番果は

安値で処分するように売られることもあります

 

あなたがスーパーで買うとうもろこしは

一番果でしょうか

 

とうもろこしの先端まで実がしっかり詰まっていますか?

感動するくらい味が濃いですか?

 

シエラファーマーでは

もちろん、一番果のみをご紹介しております(^^)

 

畑の中でも、収穫されるとうもろこしの大きさや

実の入り方が異なりますが、農家さんのご厚意により

大ぶりで美味しそうなものを選りすぐって箱詰めいたします!!

 

★あなたのとうもろこしはどの品種でしょうか?★

北海道のとうもろこしには

たくさんの品種があって

それぞれの品種で味が異なります(^^)

 

北海道のとうもろこしの品種についてのページも

ぜひご覧下さいね!!

北海道ではとうもろこしを生で食べる習慣があるのでしょうか?

最近「生で食べられるとうもろこし」

と謳った北海道のとうもろこしをよく見かけますが

そもそも、北海道の方はとうもろこしを生で食べるのでしょうか?

 

北海道では、もともとは生で食べる習慣はありませんでしたが

最近の品種は生で食べられるものが多いため

北海道でも生のままとうもろこしを食べるようになってきました

 

生食に向いているとうもろこしの品種は

こちらのページをご覧下さい(^^)

 

北海道では、様々なとうもろこしの品種が栽培されており

ピュアホワイトや味来などは

生のままでも甘くて美味しいですよ(^^)

 

北海道のとうもろこしがとても甘いのはなぜでしょうか?

「北海道のとうもろこしって、すごく甘いよね」

「北海道のとうもろこしは道外産と全然違うね」

という声をよく耳にします

 

では、北海道産のとうもろこしは

なぜ他の地域のとうもろこしに比べて

甘いのでしょうか?

 

今回は、北海道産のとうもろこしが

なぜそんなに甘くて美味しいのか?

その美味しさの理由についてご説明しますね(^^)

 

★甘くて美味しい理由その1:昼夜の気温差

とうもろこしの産地は北海道の内陸に位置するため

昼夜の気温差が激しい地域です

朝晩は涼しく、日中は30度にもなるんです

 

他の野菜や果物と同様に

とうもろこしは昼夜の気温差が大きいほど

糖度が高まり美味しくなるのです(^^)

 

★甘くて美味しい理由その2:長い日照時間

北海道は、夏の日照時間が日本で最も長くなります

 

昼夜の気温差と長い日照時間により

昼間にたっぷり蓄えた糖分が

夜間の低温で呼吸による糖分消費が抑えられ、甘くなるんです(^^)

8月に北海道の富良野・美瑛を旅行するのですが、とうもろこしが食べられるところを知りたいです。

8月の暑い時期に北海道旅行♪

うらやましいですねぇ~

 

夏に北海道へ行く機会があれば

ぜひ食べていただきたいのが

道端の直売所などで売られているとうきび!

 

ちなみに、とうきびとは、とうもろこしのことですよ(^^)

 

今回は、北海道旅行で多い観光コース

富良野・美瑛方面でとうもろこしが食べられる

スポットをご紹介したいと思います(^^)

 

★富良野・美瑛方面でとうもろこしが食べられるスポット★

北海道のとうもろこしの時期であれば

道の駅やJAが運営する直売所で

採れたてのとうもろこしが味わえますよ(^^)

 

南富良野 道の駅 新鮮直売所

ゆでとうきび、焼きとうきびが販売されていますよ(^^)

 

フラノマルシェ

JA富良野が運営する野菜直売所

私はここでとうもろこしを食べたわけではありませんが

直売所なのできっとあるはずです!

 

所在地 : 北海道富良野市幸町13-1

営業時間 : 【2013年度】9:00~19:00(GW、6/15~9/23) 10:00~19:00(それ以外の期間)

お問い合わせ : フラノマルシェ TEL 0167-22-1001

 

美瑛選果

JAびえいが運営する地元野菜ショールーム

野菜直売所、有名シェフが腕を振るうレストラン

などがありますよ(^^)

 

所在地 : 北海道上川郡美瑛町大町2丁目

営業時間 : 直売所 6~8月 AM9:00~PM6:00

レストラン AM11:00~PM7:00(7・8月はPM8:00)

お問い合わせ : 0120-109-347 0166-92-4400

 

ファーム富田

真っ白なとうもろこし、ピュアホワイト

甘くて美味しかったですよ~(^^)

とうもろこしは消化されにくいのでしょうか?

汚い話ですが、とうもろこしを食べさせた子供の便を見ると

とうもろこしの実がそのまま出てきたことってありませんか?

 

とうもろこしを赤ちゃんや子供に食べさせても良いのか

ちょっと心配になりますよね

 

とうもろこしの実の皮はセルロースなどの食物繊維からなるので

人は消化、吸収ができません

そのため、消化されずにそのまま排泄されます

 

とうもろこしの実の皮は消化されませんが

うまく表皮を取り除けば

とうもろこしは離乳食としては大変良い、栄養豊富な素材ですよ

 

離乳食用の下ごしらえをぜひご覧くださいね(^^)

 

植物の細胞壁は

セルロース,ヘミセルロース,ペクチン等からなっています

これらは人は消化、分解できないんです

 

ヘミセルロースは食物繊維の代表ですが

健康には大変良いものなんですよ(^^)

 

 

北海道産とうもろこしのうち、どの品種が生で食べられるのでしょうか?

生でも食べられる北海道のとうもろこし

一度は食べてみたいですよね

 

北海道のとうもろこしには様々な品種がありますが

どれが生で食べてもおいしい品種なのか

よくわかりませんよね

 

今回は、生で食べてもおいしい

北海道のとうもろこしについてご説明いたしますね(^^)

 

★生で食べてもおいしい北海道のとうもろこし★

昭和60年から販売されている

ピーターコーンという品種から

甘みが強く粒皮が柔らかくなりました

 

ピーターコーン以降の品種から

生で食べても美味しくなってきたんです

 

具体的な品種については

こちらをご覧下さいね(^^)

北海道の親戚からとうもろこしがたくさん送られてきたのですが、放射能は大丈夫なのでしょうか?

原発事故の影響で

日本の野菜の放射能汚染は常に気になりますよね

 

北海道のとうもろこしについて

放射能汚染は、一体どの程度なのでしょうか?

 

今回は、北海道のとうもろこしの

放射能汚染に関する情報をまとめてみたいと思います

 

北海道では、農地土壌の

放射性物質モニタリングを実施しています

 

このモニタリング結果について

過去3年間の数値と最近の数値の比較結果をご覧下さい

 

測定値は同程度ですね

北海道のとうもろこしの放射能汚染に関しては

安全な範囲のようですね(^^)

焼きとうもろこしの作り方とタレのレシピ


屋台でとうもろこしを買うと

美味しそうなタレをつけて

香ばしい焦げ目をつけて焼いてくれますよね(^^)

 

あのタレはどうやって作るのでしょうか?

あの香ばしい焦げ目はどうすればつくのでしょうか?

 

焼きとうもろこしを自宅で焼いてみると

美味しそうな焦げ目が付かない・・・

こんなことありませんか?

 

焼き方なのか?

それともタレに秘密があるのか?

 

今回は、香ばしい美味しそうな焦げ目がつく

焼きとうもろこしのタレのレシピをご紹介するとともに

焼きとうもろこしの作り方をご紹介いたします(^^)

 

【秘伝のタレの配合割合】

焼きとうもろこしの作り方とタレのレシピ

醤油2 : みりん1 : 砂糖1

(お好みで、醤油1 : みりん1 : 酒1 : 砂糖1 もおススメです)

 

【秘伝のタレを更に美味しくするコツ】

焼きとうもろこしの作り方とタレのレシピ

砂糖を三温糖ザラメ等に代えると

焼きとうもろこしの照りがよくなり

とうもろこしとタレのからみも良くなりますよ(^^)

 

【とうもろこしの下ごしらえ】

焼きとうもろこしの作り方とタレのレシピ

とうもろこしの皮とヒゲをむいてさっと水洗いし

電子レンジで加熱しておきます

 

【タレを塗るタイミング】

焼きとうもろこしの作り方とタレのレシピ

まずは、予め電子レンジで蒸したとうもろこしに

タレをつけずに焼きます

 

 

焼き目がついた後にタレを塗って

回転させながら2分ほど焼いたら完成です♪

焼きとうもろこしの作り方とタレのレシピ

 

【とうもろこしの種類】

美味しく焼くには

とうもろこしの種類にも気をつけましょう。

 

甘みの強い品種は生で食べられますから

生のまま焼いたほうが美味しいですよ(^^)

 

生で食べない品種の場合は

一度加熱してから焼くと美味しいです

 

【アレンジ】

マヨネーズ、パルメザンチーズ、カイエンペッパーでメキシカン焼きもろこし

メキシコ風焼きとうもろこしの作り方

こちらもおススメですよ(^^)

とうもろこしを電子レンジで調理する方法を教えて下さい


とうもろこしを茹でると

湯を沸かしたり、鍋を洗ったり

片付けたりと結構手間がかかりますよね。

 

そこで、簡単でもっと美味しく

とうもろこしを調理できる方法のご紹介です(^^)

 

ここでは、農家さん直伝の

電子レンジとうもろこし調理法をご紹介しますが、

とうもろこしのフライパン蒸しもおススメです!!

 

ぜひご覧下さいね!!

 

これら二つの方法が、最も簡単ですし、

お湯で茹でるより甘くて美味しいですよ♪

 

★作り方★

STEP1

とうもろこしを電子レンジで調理する方法を教えて下さい

とうもろこしの皮とヒゲを剥き

さっと水洗いする。

 

STEP2

とうもろこしを電子レンジで調理する方法を教えて下さい

水気は残したまま

とうもろこしをラップでピッタリと包む。

 

STEP3

とうもろこしを電子レンジで調理する方法を教えて下さい

レンジでチン!加熱時間は、

500W 1本 約3分

500W 2本 約6分

500W 3本 約7分

 

700Wや1000Wなど、

ワット数によって加熱時間は異なりますので、

調節してご自身のベストタイミングを見つけてくださいね(^^)

 

STEP4

とうもろこしを電子レンジで調理する方法を教えて下さい

出来たては熱いので

少し冷めるまでラップのまま放置します。

 

すぐに空気に触れさせると

粒がシワシワになってしまいますよ。

 

粗熱がとれたら

お好みで塩を振ってお召し上がり下さい(^^)

 

STEP5

とうもろこしを電子レンジで調理する方法を教えて下さい

すぐに食べない時は、

ラップで包んで冷蔵庫に入れましょう。

 

ちなみに、はなまるマーケットでは、

とうもろこしを皮付きのまま

電子レンジで1本あたり3分間チンして完成!

 

という紹介をしていました。

 

ラップの代わりにとうもろこしの皮を利用して

保湿効果を出すようです。

 

皮の中にはたまに虫がいますので、

虫が気にならない方には便利で

おススメの方法ですね(^^)

夕張メロンのブランドが確立されるまでの歴史を知りたいのですが・・・

毎年初セリの様子がテレビでも紹介され

注目されている夕張メロン

デパ地下の食品売り場では、メロンの中でも最も高価

 

等級が秀で、1玉1万円のものもよく見られます

 

今となってはメロンのブランドとなっている夕張メロンですが

どのようにしてここまで知名度を上げ

ブランドを確立したのでしょうか?

 

今回は、夕張メロンのブランドが確立されるまでの歴史について

私が幼い頃夕張のおじさんや学校の先生から聞いた話を交え

少し長くなりますが、詳しくご紹介したいと思います(^^)

 

★炭鉱依存から農業へ 夕張メロンの親の発見★

北海道中央部よりやや南西に位置し

三方を夕張岳をはじめとする夕張山系の山々に囲まれた夕張市

 

明治21年、夕張炭田が発見されてから

この街の発展は始まりました

 

当時エネルギーの主流であった石炭は「黒いダイヤ」と呼ばれ

多くの労働者が全国から集まり

最盛期には10万人を超える人々で街はにぎわっていました

 

街の銭湯ではその日の汚れを落とす炭鉱マンであふれ

湯船は真っ黒になったそうです

 

夕張市内を流れるシホロカベツ川やポンポロカベツ川も

炭鉱から出る排水で真っ黒の川になったそうです

 

しかし、農業という面から見たときには

夕張は苦労の多い土地でした

 

火山灰質の夕張の大地に適した作物は限られます

山間地のため、北海道ならではの大規模農業も不可能です

 

雑穀・豆類・アスパラ、長いもなどの野菜を細々と作るだけでは

生活は成り立ちません

 

このままでは夕張の農業が衰退してしまう

それでは、大変な苦労をして

この地を切り拓いてくれた先祖に申し訳が立たない

 

どうにか農業で生計が立つようにならないか

農家も、農協も、夕張の技術者や研究員たちも、策を求め

試行錯誤する日々が続いていました

 

昭和32年のある日のこと、地区を回っていた

当時の夕張市の農業改良普及員がひとつの果物に出合いました

 

農家が自宅用に細々と作っていた

「スパイシー」という名のメロンでした

 

元々夕張では、水はけの良い土地に適する

メロンの栽培に取り組んでいました

 

大正12年頃から、数種の栽培を試みていましたが

十分な糖度が得られず開発はやがて立ち消えとなっていたのです

スパイシーは、その中の一種でした

 

農家が差し出したメロンの見た目は

メロンというよりはウリでした

 

味も、砂糖をかけないと食べられないほどで

まったく甘みがなく、しかも果肉は赤色です

 

ネットの張った青い果肉のメロンが主流の時代

ネットのない赤い果肉の味なしメロンに

勝機などないように思えました

 

しかし、農業改良普及員はそのメロンに可能性を見いだしました

スパイシーはどのメロンにも負けない

麝香のような甘く芳醇な香りを持っていました

 

赤い果肉も、見方を変えれば強い個性になります

あとは甘くさえなれば、十分夕張の特産品になる

農家も助かる。そう考えたのです

 

それは、夕張の農業に

一筋の希望の光が差した瞬間でした

 

★苦労の研究開発 夕張メロンの誕生★

昭和34年、メロンの交配試験が始まりました

 

専門技術員や農業改良普及員の力を借りてとはいえ

試験場のような設備や種苗会社の協力は一切なく

何もかも自分たちで行わなければなりません

 

当然、困難の連続でした

 

なかでも、一番のポイントとなる

交配に使うメロンの種探しは難航しました

 

当時日本にあった42種類のメロンの中から候補に選んだのは

抜群の甘さを持つ高級メロン「アールス」でした

 

苦しい家計の中からお金を捻出し、メロンを買ってきたのもつかのま

市場に出回っているメロンから採れる種はすべて雑種で

原種しか交配には使用できないことを知ります

 

しかし、原種はどこの産地にとっても命

門外不出で大切に守られ、分けてくれるところなどそうそうありません

 

全国の産地や試験場を訪ね歩きましたが

話を聞くどころか、門前払いです

それでも農家はあきらめませんでした

 

手分けして日本中を駆けずり回り

種を分けてくれるように頼み込み続けました

その熱意が通じ、ようやくいくばくかの種を手に入れることができたのです

 

昭和35年6月、交配を行い、10個の実を収穫

翌年春から、初の栽培に取り組みました

ここからも、順調にことは進みませんでした

 

4月でも氷点下を記録する夕張の地では発芽さえも一苦労

せっかく発芽しても、寒さで苗が枯れてしまうのです

農家は腹巻の中に種を入れ、自らの体温で種を温めました

 

ようやく芽の出た苗はビニールで二重にも三重にも覆い

北の地の厳しい寒さから守り抜きました

 

必死の思いで育てた新品種のメロンは

夏に立派な実をつけました

 

ジューシーな赤い果肉、うっとりするような豊潤な香り

そしてとろけるような甘み

 

大衆にも届くようなメロンを

という作り手の予想を遥かに超えるメロンに農家は酔いしれました

 

「最高のメロンができた。苦労が報われた」

誰もがそう思いました

みな、自信満々で夕張メロンを集荷場に持ち寄りました

 

ところが、予想もしない事態が農家を待ち受けていました

 

★厳しい品質規格の壁★

「重さが足りない」 「ネットがだめだ」

丹精込めて育てた夕張メロンが次々と捨てられていきました

 

重さやネットをクリアしても、容赦なく包丁が入ります

「甘さが足りない」 1%でも糖度が足りないと、やはり捨てられました

 

すべては、農業改良普及員が作っていた

厳しい出荷規格によるものでした

 

重さ、ネットの張りだけでなく

当時どこの産地もやっていなかった「甘さ」をも加えた革新的な規格の前に

捨てられた夕張メロンの山ができました

 

当然、農家は猛反発しました

血のにじむような苦労をして作ったものを捨てられて

気持ちがいいはずがありません

 

しかし、出荷規格が変えられることはありませんでした

厳しい規格は、農業改良普及員が200個以上のメロンを実際に食べ

お茶すらも飲めなくなるほどに舌を荒らして、確かさを検証して作ったものでした

 

そこまでしたのは

「どんなにいい品種を生み出しても、

品質管理が行き届かなければだめになる」と考えたからです

 

メロンはフルーツの中でも

食べたときにそのおいしさが非常に明確にわかるフルーツです

 

だからこそ、消費者の立場でおいしくないと思うものは

絶対に売ってはいけないと考えたのでした

 

すべては夕張の農家を

夕張の未来を思うがゆえの決断でした

 

「品質管理こそが、産地の命です」

その言葉に、悔しさに震えていた農家は立ち上がりました

 

「負けるものか。絶対に規格に合う、最高の夕張メロンを作ってやる!」

夕張メロン専用のハウスを建てました

 

美しいネットを出すためには光量の調節がものをいいます

日に10回以上シートの上げ下げを行いました

 

甘さを決めるのは温度管理

昼夜問わず、ビニールを開け閉めして温度の調整を行いました

畑に寝泊りすることさえありました

 

一瞬も気を抜けない日々が続きました

農家の思いは、メロンの質に表れました

 

姿、香り、味

どれをとっても他に類を見ない、完璧な夕張メロンが実ったのは

その年の8月の終わりのことでした

 

★炭鉱の閉山 夕張メロンの新たな挑戦★

生産組合と農協が一体となり

夕張メロンを作り続けていた昭和38年

夕張に大きな嵐が訪れました。炭鉱の閉山です

 

石炭から石油へのエネルギー革命を受け次々と炭鉱が閉山していく中

夕張の農家たちは生き残りをかけ、新たな挑戦を決めました

 

販路拡大のための東京への出荷です

そのためには絶対に超えなければならない高いハードルがありました

 

輸送の問題です

 

夕張メロンはすばらしい味わいを持つ反面

熟してからの可食期間が極端に短いフルーツです

 

当時は東京まで連絡船と鉄道で一週間もかかる時代

どうやって運ぶのか、検討が始まりました

 

まず試したのは、2日で届けることのできるトラック便でした

 

荷台を幌で囲って風通しを良くし荷を発送しましたが

なにせ北海道と違い暑い本州

届いた頃にはメロンは熟し過ぎ、黄色く変色していました

 

次に試したのが国鉄の特別便です

海産物を運ぶ冷蔵コンテナをチャーターし

大量の氷で冷やして輸送しました

 

しかし暑さで氷が溶け、箱は水浸し

届いた夕張メロンは蒸れて売り物になりませんでした

 

残された手段は空輸でした

空輸にかかるコストはトラックや鉄道輸送の比ではありません

 

夕張メロンが売れなければ間違いなく赤字という

とても大きな賭けでした

 

夕張の期待と不安を乗せて飛行機は飛び立ちました

そして、収穫したその日に

無事夕張メロンは築地市場に到着しました

 

活路を見出した。そう思ったのもつかの間でした

 

「これはカボチャですか?」

夕張メロンの周りに集まった仲買人たちは

見たこともない赤い果肉を笑ったのです

 

どうにか東京まで運んだにもかかわらず

「カボチャメロン」とバカにされ

「こんなものはメロンじゃない」とまで言われる始末

 

ついた価格はなんと、静岡産の青肉メロンの半値以下

その事実を知り、みな真っ青になりました

絶体絶命のピンチ

 

それでも、品質への絶対的な自信は揺らぎませんでした

「この味わいは、いつか認められるはず」

その一心で、厳しい出荷規格を農家は守り続けました

 

農協も、その様子をただ見ているだけではありませんでした

夕張メロンのすばらしさをもっと広く知ってもらう方法はないだろうか

考え抜いた末にひらめいたのは、著名人に味わってもらう方法です

 

「食べてもらえればわかる。味わってもらっておいしさを広めてもらおう」

今でいう、口コミでの宣伝効果を期待したのです

 

当時は読売巨人軍の黄金期

北海道でも、札幌・円山球場で巨人戦が行われていました

 

ここに、夕張メロンをホームラン賞として持ち込むことを決めました

多くの選手に夕張メロンの化粧箱が手渡されました

この作戦が当たりました

 

ある選手が、「北海道の楽しみは海産物と夕張メロン」

と話したことをマスコミが取り上げたのです

知名度は一気に上昇

 

東京の有名デパートがギフト商品として取り扱ってくれることになりました

これで一安心、誰もがそう思いました

 

扱いを初めて間もなく、農協にクレームが入ったのです

「お客さまに届いた商品が腐っている! どういうことだ!」

 

調べると、店頭に並べられた夕張メロンが届け先に到着するまでに

なんと一週間もかかっていることがわかりました

 

夕張メロンの特性上

そんなに長く品物をもたせることはできるはずがありません

 

農協はデパートに提案しました

「私たちのところから、直接お客様に送らせてもらえませんか」

いわゆる“産地直送”です

 

今日では当たり前に行われていることですが

当時は前代未聞の流通方法

 

デパート側は当然難色を示しました

「売る側の責任として、品物も見ずに売るなんてそんなことはできない。

ましてやギフト用の高級商品です」

 

販売側としてもっともな反応です

しかし、夕張メロンを間違いなくお客様に届けるためには

この方法しかありません

 

農協職員は意を決して言いました

「では、検査場にきてください。一度、私たちの検査を見てください」

 

★日本で初めて産地直送をした夕張メロン★

昭和53年5月14日、午後1時

緊張に包まれた選果場に

デパートの担当者たちがやってきました

 

ほどなくして検査が始まりました

ベルトコンベアの上を、箱に入った夕張メロンが次々と流れてきます

 

検査員は目の前に流れてきた箱の中から、1玉を手にとりました

十分な品質の夕張メロンに見えました

 

ところが次の瞬間

検査員はその夕張メロンにためらいなく包丁を入れたのです

 

目の前の光景に、デパートの担当者はことばを失いました

しかし、それすらほんの序の口でした

 

その後も、次から次へと夕張メロンは切られていったのです

ネット不足、熟し具合

すべてにおいてわずかでも基準に満たないものは容赦なく廃棄されました

 

見た目は合格でも、少しでも品質に疑いのあるものは切られ、糖度をチェックされます

品質への強い責任感

夕張メロンを手にするお客様に対しての誠実な姿勢

 

言葉で説明するよりも、その光景が雄弁に出荷体制の確かさを物語っていました

担当者は確信しました

これならば、間違いのない商品をお客さまの手元に届けられる、と

 

昭和54年、日本初の産地直送がスタートしました

こうして夕張メロンは、北海道の名産品のみならず

日本の夏の風物詩として広く認知されるようになっていったのです

 

★「黒いダイヤ」から「赤いダイヤ」へ 夕張メロンの誕生★

石炭なき後の夕張の街を支え

「赤いダイヤ」とまで呼ばれるようになった夕張メロンこと

品種名「夕張キング」

 

実は、品種の研究はいまだに続いています

しかし、「夕張キング」を超える新品種は現在も誕生していません

夕張メロンは、まさに天の恵みといえる産物だったのです

 

ただ、独自の品種だけに、生産方法も確立されていませんでした

すべてをゼロから構築するだけでも大変なのに

「夕張キング」は非常に栽培の難しい品種

 

現在のように安定した産量と品質を保って出荷できるようになるまでには

並大抵ではない努力が重ねられてきました

露地栽培からハウス栽培への移行

 

日本で初めてのミツバチによる交配の導入

栽培方法は現在も進化し続けています

 

その中で、「日本一厳しい」と評される品質検査の方法は変わりません

検査に最新鋭の機械の導入を検討した時期もありました

 

しかし、メロンのおいしさは糖度だけでなく

食べたときの舌ざわり、香り、うまみなど

さまざまな要素によって決まるもの

 

長年夕張メロンを吟味し続けてきた検査員の

全神経を集中させた検査に勝るものはなかったのです

 

また、もうひとつ変わらないものがあります

それは、食べる人の笑顔を求めて努力を続ける生産者の姿勢です

 

夕張メロン組合の組成から50年を経て

農家の世代交代は進みつつありますが

あくまで生産農家の目標は、「消費者がよろこぶ夕張メロンを作ること」

 

食べる人の顔を思いながら、1玉1玉に愛情を込め

創意工夫を重ねて夕張メロンを育てていくその姿は

創成期の農家の姿勢となんら変わるところがありません

 

夕張の農家の熱い思いと高い技術が実らせる

“極上のフルーツ”夕張メロン

 

その輝きは誕生から今日まで、そしてこれからもずっと

あせることなく受け継がれ、続いていくのです